Dettmar Cramer

サッカー、それは本当に素晴らしい競技だ。なぜなら、子供を大人に、大人を紳士に育て上げる競技だから。

サッカーはトイレのサンダルと同じ。用を済ませた後、サンダルを揃えておかないと、次に使用する人はどうなる?

サッカーは思いやりだよ。パスを受ける人の立場になって、受けやすいボールを出すことから始まる。

物を見るのは精神であり、物を聞くのは精神である。眼そのものは盲目であり、耳それ自体は聞こえない。

─「サッカーは技術、戦術が重要視されているが、私は基本的に感情が大きく左右するものだと考えている。すべてを司るのは頭(脳)であり、目を見えるように、耳を聞こえるように、そして筋肉を動かしている。脳そのものが自分を元気にも病気にもする」とクラマー氏は語っている

いい結果を得ようとすれば、いい準備が必要。

グラウンドはサッカーだけをやるところではない。人間としての修練の場である。

重要なのは負けたとしても全力を出すること。もう1回やらせてくれれば勝てる、などと選手たちに思わせてはいけない。

サッカーが人生で、サッカーで生きていた。まるで、はやりの病気のように私に、その熱狂をうつしたよ。

サッカーには人生のすべてがある。特に「男」にとって必要なすべてが。

サッカーというのはすべてシンプルなもので、難解にすることはない。その人物の才能を見抜くには、チームでプレーさせれば一目瞭然だ。

サッカーは人生の鏡である。そこには人生のあらゆるものが映る。

サッカーに上達の近道はない。不断の努力だけである。

勝った時に友人は集まる。しかし本当に友人を必要とするのは負けた時である。

ボールコントロールは、次の部屋に入る鍵だ。この鍵さえあれば、サッカーというゲームは、何でもできる。

君のようなやり方は前例がない。しかし、このまま続けなさい。

─積極的に攻撃に絡むベッケンバウアーに対して

日本の選手はボールを受け、トラップをして、前を向いてシュートするのに、イチ、ニ、サンという調子だ。ドイツの選手は、イチ、ニでやる。

しかしブラジルの選手はすべてをイチでやってしまう。

デットマール・クラマーDettmar Cramer1925年4 月4日 - )はドイツドルトムント出身の元サッカー選手サッカー監督で ある。FIFAのコーチとしても活躍し、世界70ヶ国以上で指導にあたった。

日本代表の基礎を作った事から「日本サッカー育ての親」と呼ばれる。

1960年10月29日日本サッカー協会の依頼により東京オリンピックを控えた日本代表の指導のために来日し、代表コーチに就任。当時の日本代表はリフティングも正確にできなかったので 基本練習を徹底的に教え込んだ。この当時の教え子に釜本邦茂杉山隆一らがいる。高い向上心を持ちながら指導者に恵まれていなかった日本代表は、クラマーの指導により東京オリン ピックでアマチュア選抜チーム相手とはいえアルゼンチン五輪代表を退けベスト8の快挙を成し遂げる。